ポコンティー畑で会いましょう - カタカタの素 -

大石さんという人がいます。仲良くしてあげて下さい。

初めてのアレクサ

デスクワークの仕事に入る前に、音楽でもかけてみようか、と思い、Amazonのファイアタブレットに向かって、初めて「アレクサ」と呼び掛けてみた。

 

「アレクサ、ムーディーな音楽をかけて。」

音楽が流れ始める。なるほど、これは便利かもしれない。

しかし、何かもう少し違うものを試してみたいと思い、再び呼び掛けてみた。

「アレクサ、ムードのある音楽をかけて。」

これは、初めの数曲目までは良かったが、もう少ししっとりとした音楽が良いな、と思い、もう一度呼び掛ける。

「アレクサ、エロい音楽をかけて。」

するとなにやら陽気な、どこかの国の言葉の歌入りの音楽が始まった。

もういいや、と思い、「アレクサ、アマゾンミュージックを閉じて。」と呼び掛ける。

しかし、『ポーン』と鳴るだけで、アレクサさんはもう働いてくれなかった。

 

「無視か……。」

無視されても仕方あるまい。エロい音楽を注文する人間だもの。